映画_トップ・ガン マーヴェリック(2022)_ジョセフ・コシンスキー監督
https://www.youtube.com/watch?v=hyLAo_MAr0M
<ストーリー>
アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。
しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。
なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?
大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!
スカイ・アクション最新作がついに公開!
言ってしまえばストーリー的には「おバカ映画」で、意図的に微妙に80年代風なのに、主役のカリスマ性だけで説得力が爆上がりしているという謎な映画。(褒めている)
これから自動運転の時代だぜ。有人パイロットは不要。
Rear Admiral:The end is inevitable, Maverick. Your kind is headed for extinction.
Marverick:Maybe so, sir. But not today.
出世を拒んだ定年間際の職人エンジニア(59才)が引退を迫られつつも、修羅場が来たら昔とった杵柄で大暴れ、な映画と言える。おじさんサラリーマンには胸熱。
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HRM映画として見るトップガン マーヴェリック
5月27日世界公開され、大評判となっているトップガン マーヴェリックは、HRM的な観点からも面白い。
36年ぶりにスクリーンに帰ってきた。米軍パイロットの主人公のマーヴェリック(トム・クルーズ)は、巨大企業における定年間際の凄腕社員、として見ればいい。腕は立つ職人だ。しかし、自分の美学に殉じて仕事をしすぎる。組織の一員としてはわがまま過ぎるのだ。同期が偉くなるなかで、今も現場にこだわり続けている。
時代は変わった。今や無人運転が研究されている。上官から呼び出され、マーヴェリックはこう言われる。「お前のような、有人パイロット、しかも言うこと聞かない奴は、もういらない時代なんだよ。現場を離れて、後輩の育成係に転身しろ」(日本の会社でもよくある話だ・・・)
唇を噛むマーヴェリック。組織に逆らったら仕事はさせてもらえなくなる。果たして・・。
というお話。そのあとは、世界の大衆の共感を得るようなストーリー展開が続いていく。ちょっと「アメリカニズム」が過ぎるかなと思うものの、ここまでやり切ればあっぱれ、と言うしかない作品。やり切るトム・クルーズは怖い。真似してはいけない。
映画館行ってみてください。